ツイノベとかのまとめ

twitterで投稿したツイノベをまとめています(@ukeiregaohayai)

時折背後から衣擦れの音が聞こえる。竹簡を紐解く私の後ろで確かな存在感を持っているのは、いつでも私を追いかけてくる我が君だ。「柊、仕事は終わった?」あの音はきっと、私をここに留めるささやかな束縛。「はい、まもなく」私は振り向いて彼女に微笑みかける。王でも神子でもない彼女に。